● この薬は、上まつげの長さ、豊かさ(太さ)、濃さを改善する外用薬です。
ただし、発毛可能な毛包が存在しない場合は本来の効果が得られないことがあります。
● この薬は、睫毛貧毛症の患者さんに処方されます。
睫毛貧毛症とは、まつ毛が不十分であったり、もの足りなかったりすることです。
● 自費のお薬です。
● 日本人での臨床試験において、特発性睫毛貧毛症およびがん化学療法による睫毛貧毛症の成人患者に4か月間使用した結果改善が認められました。
● この薬は、使用を中止するとこの薬の使用前の状態に戻ります。
この薬は上まつ毛の生え際に塗布して使用する外用薬です。
通常、使用する量および回数は、次のとおりです。
使用中に気をつけることは?
● 次の人は、この薬を使用する事はできません。
● 次の人は、慎重に使う必要があります。使い始める前に眼科の医師に相談してきてください。
● この薬には併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
● 妊婦または妊娠している可能性がある人は原則として使用を避けてください。
● 授乳中の婦人は使用を避けてください。やむを得ず使用する場合には授乳を中止してください
(動物実験で母乳に移行することが報告されています)。
● 小児(15歳未満)に対する安全性は確立されていないので、なるべく使用を避けてください。
● 眼疾患または眼手術後で治療中の人は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
● 他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください。
● 高齢の人には、使用された経験が少ないため慎重に使う必要があります。
● 男性に使用された経験は限られています。
● メラニンの増加により黒目(虹彩)の色が濃くなることがあります。投与を中止しても元に戻らないことがあります。また、片目のみ使用している場合には、左右の黒目の色に差が出てくる場合もあります。
● 塗布したときに液が、上まつ毛の生え際以外についた場合、メラニンの増加によりまぶたが黒ずんだりすることがあります。ティッシュなどの吸収性の素材ですぐにふき取るか、洗い流してください。
● メラニンの増加によりまぶたが黒ずむことがあります。また、目の周りが多毛になったりすることもあります。これらは、塗布を中止すると元にもどる可能性があります。
● この薬を使用する場合には、これらの症状について、医師、薬剤師などから十分説明を受けてください。また、まぶたの色調変化や、目の周りが多毛になることを防いだり、軽減したりするため、塗布後は目の周りについた薬をよくふき取るか、洗顔してください。
● まぶたのかゆみ、目がしみる、目のかゆみ、目の痛みなどの症状があらわれることがあります。このような自覚症状が持続する場合にはただちに受診してください。